吉田めぐみさん

安来市は豊かな自然の中、古代からの歴史の宝庫であり、美味しい水や食べ物も豊富です。

プロフィール

Iターン 吉田めぐみさん
吉田めぐみさん
やすぎぐらし歴3年|東京都から

戦国大名尼子氏に魅せられ、現在は関連グッズの製作などに従事。

吉田めぐみさん(39歳)は、東京都葛飾区出身。
東京のキャラクターグッズの会社で営業や企画の仕事に携わる。
戦国大名尼子氏に魅せられ、尼子氏の居城がある安来市広瀬町を何度か訪れるうち、広瀬町で畳屋を営む吉田拓雄(たくお)さんと知り合い、平成26年に結婚して安来市にIターン。

※2017年11月取材

移住を考えられた動機は

戦国時代をテーマにしたゲームが大好きで、ゲームをとおして戦国時代に興味を持つようになりました。さらに、NHKの大河ドラマで尼子経久(つねひさ)を知り、その魅力に強く惹かれました。調べれば調べるほど尼子氏の魅力の虜になり、どうしても尼子氏の居城である日本屈指の山城「月山富田城(がっさんとだじょう)」を訪ねてみたくて、平成24年に初めて安来市を訪れました。

その翌年開催された、戦国尼子フェスティバルを訪れたときに、イベントの準備をしていた夫と知り合いました。お互い歴史好きで話が合い、さらに大好きな尼子氏にゆかりの町で暮らせることにも喜びを感じ、結婚して安来に移住しました。

初めての田舎暮らしの感想は

吉田めぐみさん

東京では人混みの中、毎日気ぜわしい生活が続いていましたが、こちらでは毎日のんびりリラックスして生活できます。特に、子どもが笑顔でのびのびと暮らせることが何よりです。

安来に来るまでは、生まれ育った東京の地に郷土愛を感じる余裕がありませんでしたが、安来に住むようになって初めて愛情をもってゆっくり考えることができるようになりました。

ただ、安来では車がないと生活ができない不便さがあり、今年ようやく運転免許を取得しました。

現在のお仕事の状況は

吉田めぐみさん

平日は、安来市の文化財課で遺跡から発掘された出土品などの整理の仕事をしています。

古墳も好きで、東京に住んでいた時も、たまに古墳巡りをしていました。安来にはこんなに身近に多くの古墳があり、しかも良好な状態で発掘されることにとても驚いています。

休日は広瀬の観光案内所で、観光客に月山富田城の案内をしています。今はまだ勉強中ですが、ゆくゆくはボランティアガイドとしてデビューする予定です。

また、私が安来に来た時にはまだ尼子関連のグッズがなかったので、東京での経験を活かしグッズの開発を行っています。
これまでにタオル、手ぬぐい、ミニ絵馬など私がデザインしたグッズを作成しました。また、バッグなどの既製品に尼子の家紋である「四つ目結(よつめゆい)」をデザインしたり、家が畳屋なので家紋をデザインした畳縁(たたみべり)を使って小銭入れやミニ畳を作りました。
これらのグッズを今は地元の祭りなどで販売していますが、近々、市内の観光施設や島根県物産館で販売していただくことになっています。

今後の抱負について

尼子氏の家紋 四つ目結(よつめゆい)をあしらった尼子グッズ

尼子氏の家紋 四つ目結(よつめゆい)をあしらった尼子グッズ

以前、長野県にある上田城の甲冑(かっちゅう)隊に入って活動していました。
甲冑を身に着け、イベントに参加したり案内をしたりすると、注目度が高くとても良い宣伝になります。

月山でも甲冑隊を作り、全国に尼子をPRすれば、もっと注目されるのではないかと考えています。また、尼子グッズをさらに開発し、全国のイベントで販売していきたいです。

来年は、山城サミットや5年毎にある戦国尼子フェスティバルが開催されます。
せっかく全国からお客さんが集まるイベントですので、大いに尼子や月山富田城を宣伝したいと考えています。

しかし、月山の周辺には食事処やお土産の販売所がありません。これでは観光客が通過するだけです。

これからは、観光客にもっと地元にお金を落としてもらう工夫をする必要があるのではと思い、市の観光協会や関係団体に働きかけています。

また、地元の方が参加する、特に子どもが興味を持つイベントを考えてもらいたいです。そして、もっと多くの方に尼子氏に興味を持ってもらい、子どもたちに歴史を学ぶことを通して郷土愛を育んで欲しいと思います。私にできることがあれば是非お手伝いしたいと考えています。

もっともっと尼子氏を、そして月山富田城を全国に広めて街の活性化に貢献したいと思います。
平成の尼子氏再興の戦(いくさ)です。

これから移住を考えておられる方へ

既製品のバッグに尼子氏の家紋「四つ目結」をデザイン

既製品のバッグに尼子氏の家紋「四つ目結」をデザイン

安来市は豊かな自然の中、古代からの歴史の宝庫であり、美味しい水や食べ物も豊富です。近くには温泉もたくさんあります。

こうした恵まれた環境の中で、毎日をのびのびとした気持ちで暮らせます。
東京では子ども連れで電車に乗る時など、周りに気を使い肩身の狭い思いをすることもありました。しかし、こちらでは皆さん子育てに関心があり、周りの方々が助け合って子育てをする環境がありますので、安心して子どもを育てることが出来ます。

ただ移動や、買い物、病院などで不便なこともありますので、地域の状況はしっかり調べておいた方が良いと思います。

安来は若い人が移住して創作活動するには良い環境です。空き家を活用してギャラリーやカフェを開くなど、新しい力で一緒に街の活性化に取り組んでいただきたいです。