自分の存在が誰かの安心に繋がるように。信頼される喜びをここで。
プロフィール

特別養護老人ホーム伯寿の郷
角田 真也子さん
心の拠り所
自分らしくいられる
KPOPパワー
心に寄り添う
頼られる存在へ
利用者さん一人ひとりの想いを尊重しながら、現在はショートステイを担当。K-POPが好きで、感染対策を徹底しながら参加するライブでパワーチャージ。そのエネルギーを仕事に注ぎ、笑顔と前向きな姿勢で介護現場に立つ。
Q1. この仕事を選んだきっかけは?

中学生の頃、祖母が祖父の介護をする姿をすぐそばで見ていました。私も少し手伝っていたのですが、ある出来事がきっかけで祖母と気持ちがすれ違ってしまい、その後は手伝えなくなってしまったんです。そして間もなく、介護の負担が大きくなった祖母が体調を崩してしまい、そのことがずっと心に引っかかって離れませんでした。
その経験から、「今度は自分が知識と技術を身につけて、地域のおじいちゃん・おばあちゃんの力になりたい」と思うようになり、介護の道を選びました。自分自身の体験があるからこそ、利用者さんやご家族にとって「施設に入ることが前向きな選択になるように」という気持ちで、日々の仕事に向き合っています。
Q2. やりがいを感じる瞬間は?
あまり話をされず、反応も少なかった利用者さんが、ある日私の名前を覚えてくださって、「角田さんが来てくれるだけで安心するよ」と言ってくださったことがありました。介護施設では医療的な処置がすぐにできるわけではないので、利用者さんが体調を崩された時などは、特に不安に思われないよう気を付けていたので、その言葉が本当にうれしくて、今でも心に残っています。
私が「利用者さんにとって少しでも安心できる存在でありたい」と強く思えるのは、この施設が利用者さんにとっても、そして私たちスタッフにとっても、「自分が必要とされている」「ここが自分の居場所」と思える、かけがえのない場所だと感じているからです。
Q3. 課題と感じていることは?
ショートステイを利用される方の中には、「家に帰りたい」と強く感じている方も少なくありません。そのお気持ちにどう寄り添えばよいのか、いつも悩みながら向き合っています。「そうだよね」と不安な気持ちに共感しつつ、少しでも安心して過ごしていただけるよう、関わり方を工夫しています。
また、介護の仕事では突発的な対応が必要になる場面も多く、限られた人数の中でいかに安全に配慮しながら動くか…ということも大きな課題の一つです。忙しい日々ではありますが、利用者さんが落ち着いて過ごせるよう、穏やかな雰囲気を保つことを心がけています。
Q4. 今後の目標は?

施設の理念 “「あなたが笑顔でいられるように」「あなたがあなたらしく暮らせるように」「あなたが伯寿の郷があることで安心できるように」”という言葉がすごく好きなんです。この理念は、利用者さんだけでなく、ご家族にも「施設を選んで良かった」と思っていただけるような場所でありたいという私の願いと重なります。利用者さんに「ここに来てよかった」と思っていただけるよう、一日一日を丁寧に、そして、精一杯支え続けていきたいですね。
Q5. あなたにとって、カイゴの仕事とは?

利用者さんにとって、「家族の次に頼れる、心の拠り所」でありたいと考えています。たとえ家族と一緒に過ごせない状況でも、「あなたがいるなら大丈夫」と思ってもらえるような信頼関係を築いていきたいですね。その人のすべてを支えられるわけではないけれど、人生のひとときにそっと寄り添い、日々の暮らしの一部になれること。それが、私の介護への想いです。
法人情報

特別養護老人ホーム 伯寿の郷
ユニット型ケアも提供する特別養護老人ホーム。
「人生の大先輩に感謝する心」の理念の基に、心身の健康維持と機能回復を支援している。
法人名:社会福祉法人 伯医会
住所:島根県安来市伯太町安田1705
電話番号:0854-37-1600
Webサイト:http://www.hakuikai.jp/