介護を通して人生に寄り添いながら、喜びと成長に満ちた毎日を。
プロフィール

特別養護老人ホームしらさぎ苑
横田 菜々果さん
笑顔と対話
花咲く介護
心の交流
人生の先輩
穏やかケア
臨機応変な対応
幼いころから人と関わるのが大好きで、介護の仕事に興味を持つように。やさしい笑顔と穏やかな雰囲気で、同僚からも利用者の方からも親しまれている。自然が好きで、休日は「とっとり花回廊」で花を眺めながらゆっくり過ごすのが癒し。利用者さんと花の話で盛り上がることも。
Q1. この仕事を選んだきっかけは?

もともと人と関わる仕事がしたいという思いがあり、中学生のときの職場体験では介護施設を選びました。その後、高校卒業後の進路を考えるなかで、兄が介護の仕事をしていたことも後押しとなり、「本格的にやってみよう」と決心しました。
地元の専門学校に進学し、実習で現在の職場を訪れた際、職員の皆さんがとても丁寧に指導してくださったことに強く惹かれました。どんな質問にも真剣に向き合い、分かるまで丁寧に教えてくださる姿を見て、「ここなら安心して働ける」と感じ、この職場で働くことを決めました。
Q2. やりがいを感じる瞬間は?
感謝の言葉をいただいた時はもちろんですが、利用者さんが何気ないおしゃべりで笑顔になってくださったときは嬉しくなりますね。昔の恋愛話や仕事の話など、人生の先輩たちの経験を聞かせていただく時間はとても楽しいです。
皆さんが私のことを孫のように思ってくださるのが伝わってきますし、その信頼に応えたいという思いから、一対一の会話をとても大切にしています。言葉を発することが難しい方でも、私の声に反応して目を開けたり表情がふっと和らいだりすることがあり、そんなときは気持ちが届いたことが感じられて、とても嬉しいですね。
Q3. 課題と感じていることは?
働き始めて7年目になりますが、まだまだ判断に迷う場面も多くあります。利用者さんの急な体調の変化や、認知症の方のその日ごとの様子に応じた対応など、現場では予測できないことが日々起こります。だからこそ、焦らず状況を見極め、落ち着いて臨機応変に対応できる力をさらに磨いていきたいと感じています。
また、先輩に相談する際には、利用者さん一人ひとりの状況を正確に伝えられるよう、伝え方にも意識を向けるようにしています。
Q4. 今後の目標は?

利用者さんだけでなく、ご家族からも「関わってもらえてよかった」と思っていただける存在になりたいと思っています。そのためにも、一人ひとりに寄り添ったサポートを心がけ、細やかな気配りを大切にしていきたいです。
たとえば、外出を希望される利用者さんが、ご家族とできるだけ一緒に過ごせるような時間をつくったり、なかなか来所できないご家族に対しては、日々のちょっとした変化や楽しい出来事をきちんと伝えられるよう、丁寧なコミュニケーションを心がけていきたいと思っています。
Q5. あなたにとって、カイゴの仕事とは?

介護の仕事には大変なこともありますが、それ以上にやりがいがあり、私にはとても合っていると感じています。もし将来、違う道を考えることがあったとしても、最終的には、またこの仕事を選ぶと思います。
忙しい毎日ではありますが、利用者さんと話して笑い合える時間は私にとってとても大切で、心の支えになっています。自分自身が楽しんで関わることで、相手にもその気持ちが伝わり、居心地の良い雰囲気が生まれると思っています。
法人情報

特別養護老人ホーム しらさぎ苑
1982年開設と長い歴史を持つ特別養護老人ホーム。
専任の作業療法士・マッサージ師を配し、リハビリ・余暇活動を充実させている。
法人名:社会福祉法人 やすぎ福祉会
住所:島根県安来市古川町829番地1
電話番号:0854-28-9980
Webサイト:https://yasugifukusikai.jp/