ホーム > 仕事情報 > 介護の仕事 > やすぎカイゴのヒーロー図鑑 > 石倉 未貴さん

チームでより良い介護を。大切なのは「その人らしさ」を守ること。

プロフィール

安来第一病院

石倉 未貴さん

Uターン就職

家族への想い

多職種連携

その人らしい暮らし

生活を支える

小さな変化に気づく

県外の大学に進学後、家族のそばで暮らしたいという思いから地元にUターン就職。明るい笑顔で、みんなから親しまれている。趣味はカフェや飲食店を巡っておいしいものを楽しむことと、カプセルトイ集め。食べ物のミニチュアを眺めるのが至福のひととき。

Q1. この仕事を選んだきっかけは?

大好きな祖母が介護を必要としたことがきっかけでした。「もう家で一緒に暮らせないかもしれない」と不安に思いましたが、介護サービスのおかげで今でも家で過ごすことができています。その経験から、介護の仕事の意義・やりがいを感じ、この道を目指すことを決めました。
仕事への想いやポリシーは人それぞれですが、祖母の介護という経験を経たことで、私はその人らしい暮らしを継続できる介護スタイルに強く惹かれました。大学では社会福祉士の資格も取りましたが、やはり現場で患者さんと直接関わりたいと思い、介護福祉士の道を選びました。

Q2. やりがいを感じる瞬間は?

私は、日々のコミュニケーションを何より大切にしています。患者さんが自分の名前を覚えてくださったり、介助の際に「あなたで良かったわ」と声をかけてくださると、大きなやりがいを感じます。 中でも、患者さんの笑顔を見た時や、「ありがとう」と感謝の言葉をいただいた瞬間が、最も嬉しく、心に残ります。入浴介助などの大変な業務もありますが、そうした笑顔や言葉に何度も救われてきました。 特に、患者さんが美味しそうに食事をされている姿を見るのが大好きで、そのひとときが私の原動力にもなっています。

Q3. 課題と感じていることは?

患者さんの様子は日々変化するため、その小さな変化に気づける「観察力」を身につけることが今の課題だと感じています。だからこそ、私は日々の何気ないコミュニケーションの中から得られる、小さな気づきを大切にしています。
その一つひとつの気づきが、後に大きな意味を持つこともあるからです。患者さんと丁寧に向き合い、日々の状態をしっかり把握することを常に意識しています。
また、気づいたことは自分の中でとどめず、チームで積極的に共有するようにしています。先輩に相談したり、スタッフ同士で情報を交換したりしながら、より良い支援につなげていけるよう心がけています。

Q4. 今後の目標は?

今後も観察力を磨き、どんな些細な変化にもすぐに気づける介護福祉士を目指しています。また、大学で学んだ社会福祉士としての視点も活かしながら、介護制度やご家族の状況など、広い視野で患者さんを支えていきたいと考えています。 私が勤務する療養病棟では、退院支援に関わる機会は多くありませんが、それでも「患者さんが安心して在宅復帰できるようにサポートしたい」という想いを強く持っています。 そのためには、介護福祉の知識にとどまらず、看護師さんやリハビリスタッフさんから医療的な視点も学び、多職種と連携しながら、患者さんの回復をしっかりと後押しできる存在になりたいと思っています。

Q5. あなたにとって、カイゴの仕事とは?

私にとって介護の仕事とは、「高齢になってもその人らしく生活できるようにお手伝いすること」だと思っています。

年齢を重ねると、どうしても自分だけの力で生活するのが難しくなる場面がありますが、ほんの少し手を貸したり、そばで一緒に歩んだりすることで、住み慣れた地域やご自宅で、家族とともにその人らしい生活を続けていくことは、すごく素敵なことだと感じています。

患者さんやご家族の「こうしたい」という思いに寄り添い、それを実現するためのお手伝いができること、それこそが、この仕事の大きな魅力だと私は思います。

法人情報

安来第一病院

医療・看護・介護・リハビリを包括的に提供する地域密着型の病院。
多職種連携を大切にしながら、患者の生活復帰を総合的に支援している。

法人名:社会医療法人 昌林会
住所:島根県安来市安来町 899-1
電話番号:0854-22-3411
Webサイト:https://www.syourinkai.or.jp/hospital/

CONTACT

ご相談窓口

受付時間 平日8:30~17:15