挑戦できる喜び、成長できる実感。介護の仕事で新しい自分に。
プロフィール

介護医療院 昌寿苑
安部 依央理さん
作業療法士
OT
自分らしい生活
できるを増やす
利用者さんの人生に寄り添う
在宅復帰を支援
自立支援
旅好き
利用者さんの日常動作に関わる身体能力の維持・向上をサポートする作業療法士として活躍中。明るく前向きな性格で、利用者さんにもスタッフにも信頼されている。プライベートでは旅行が大好きで、休日を使ってさまざまな場所へ出かけている。
Q1. この仕事を選んだきっかけは?

私は高校生の頃から、漠然と医療の仕事に興味を持っていました。進路を考える授業の中で、実際に医療従事者の方が来てくださり、「リハビリ」という分野を知ったのが最初のきっかけです。その後、自分で医療関係の職業を調べていく中で、心と体の両面から支援できる「作業療法士」の仕事に大きな魅力を感じ、この道に進むことを決めました。
今の職場を選んだのは、見学した際に感じた温かい雰囲気と、「地域に根差している」という点に惹かれたからです。利用者さんの多くが在宅復帰を希望していると聞き、ここならその思いに寄り添った支援ができると感じました。
Q2. やりがいを感じる瞬間は?
私の所属する部署には、加齢や疾患などにより身体機能が低下している方が多くいらっしゃいます。そうした中で、利用者さんが少しずつできることが増えてきたり、新しいことに挑戦して「できた!」と笑顔で伝えてくれる瞬間が、私にとって何よりのやりがいです。
「ありがとう」「できるようになったよ」と声をかけていただけるたびに、この仕事を選んで良かったと実感します。また、リハビリの合間などに、利用者さんの昔の話をゆっくりと聞く時間もとても好きです。知らなかったことを教えていただいたり、新しい発見があったりと、貴重なひとときだと感じています。
Q3. 課題と感じていることは?

リハビリの機会は、訓練室だけでなく日常の動作の中にもたくさんあります。しかし現場では、時間や人手の制約から、つい私たちが手を貸してしまうことがあります。本来は利用者さんが自分の力でできる場面でも、その機会を奪ってしまっているかもしれません。
もちろん安全面や時間管理も大切ですが、できる限り見守る姿勢を持ち、利用者さんの力を引き出す支援ができるよう、職員間でしっかりと情報を共有し合うことが必要だと感じています。日々のケアの中にこそ、リハビリのチャンスがあると思っています。
Q4. 今後の目標は?
私の目標は、利用者さんが退院された後も、安心して在宅での生活を続けていけるようサポートすることです。身体の状態やご家族の状況は一人ひとり異なりますが、その方の生活スタイルに合った支援を提案していきたいと考えています。
たとえば、自宅の改修を提案したり、在宅訪問やデイケアなどのサービスをうまく組み合わせることで、ご家族の負担を軽減しながら、利用者さんが望む暮らしを実現できるよう支えていきたいです。これからも、チームの一員として多職種と連携しながら、できる限りの力を尽くしたいと思っています。
Q5. あなたにとって、カイゴの仕事とは?

私にとって介護の仕事とは「利用者さん一人ひとりが、その人らしく過ごしていけるように、そばで支えること」だと考えています。
年齢や病気によって「できなくなった」と感じる悔しさや不安に寄り添いながら、「できること」に目を向け、その人が納得できる生活を送れるよう支援していく…それが私の役割です。
利用者さんの笑顔にふれた時、この仕事を選んで本当に良かったと心から思います。
法人情報

介護医療院 昌寿苑
医療と介護、リハビリテーションを一体的に提供する多機能な生活施設。
在宅支援や長期療養、お看取りまで行う事ができる。
法人名:社会医療法人 昌林会
住所:島根県安来市安来町899-1
電話番号:0854-22-1234
Webサイト:https://www.syourinkai.or.jp/kaigo-shogai/