品野 実穂さん・椋本 剛さん

安来の自然と人に魅せられて移住を決めました。

プロフィール

Iターン
&
Iターン
品野 実穂さん・椋本 剛さん
品野 実穂さん・椋本 剛さん
やすぎぐらし歴1年|京都府から

2019年12月に、安来の山で自家栽培した薬草を使った、お茶やボディケア商品を開発・販売する「arc tara」(アークターラ)を設立。

品野実穂さんは、千葉県出身。激務による体調不良を、野草による体質改善で克服。
野草マイスター※1、望診法指導士※2などの資格を取得し、京都を拠点に、自身の経験や勉強に基づいて導き出した健康法による体質改善サロンを運営。令和元年、拠点を安来市に移すためにIターン。

椋本 剛さんは、京都府出身。自給自足の生活を経験するため沖縄へ移住し、独学で内装技術を身に着ける。京都府へUターンし、カフェを営みながら内装業に従事。品野さんと出会い、ビジネスパートナーとして安来市へIターン。

※2021年2月取材

※1:野草マイスター
野草の摘み方、知識、使い方など身近にある野草の価値を最大限活かして活用できる資格

※2:望診法指導士
東洋医学の診断法を使い、身体や顔を観察することで健康状態を診断し、一人ひとりの体質に合った食事の処方箋を提案する資格

移住を考えられた動機は

【品野さん】
東京で仕事をしていたのですが、体調を崩したことがきっかけで農業を本格的に始めたいと思って、移住を考えました。様々な薬草茶を作っている中で、マコモという、五臓六腑に満遍なく良いとされる珍しい薬草があります。このマコモが、島根県では出雲大社の本殿のしめなわに使われているといった伝統があったり、これまで見たことのなかった自生しているマコモを出雲の山で見たことがきっかけで、島根に拠点を移したいと思うようになりました。

【椋本さん】
自給自足の経験がしたくて、沖縄に移住しました。そして、一旦京都に戻って、自分が作った農作物を使ったカフェを運営しながら内装業をしていました。最初は良いバランスが取れていたのですが、徐々に内装業の依頼が多くなりました。ありがたいことなのですが、やはり農業がやりたいと思い、環境を変えるために再度移住を考えるようになりました。ところが、次の移住地でも内装業が忙しくなってしまって、やりたかった農業があまりできなくなってしまいました。そこで、再度、移住を考えるようになりました。

安来を選んだきっかけは

品野実穂さん

【品野さん】
移住する場所を探すために、知人に頼んで島根県を案内してもらった際、安来にある「嫁来い観音 婿来い地蔵」に行ったのですが、たまたま、私の野草料理教室に参加してくださっていた方とバッタリ遭遇したんです。その方に、島根で住む家探しに来たと話したところ、「安来に空き家が何軒かありますよ」と案内してくれることになり、それがご縁で安来に住むことに決めました。この家は築350年くらい経っていてボロボロでしたが、畑や田んぼの面積が広いし、湧き水もあって、農作物やマコモの栽培に適していたのも魅力でした。

【椋本さん】
安来の広瀬の山は原生林と植林のバランスが良くて、農作物を育てるのに環境が良いのが決め手でした。植林が多いと動物たちも食べるものがなくて、せっかく作った農作物を食べられるといった獣害被害に遭います。実際、京都ではよく獣害被害に遭っていましたが、ここでは遭っていないです。

安来に来られて感じたことは

椋本剛さん

【椋本さん】
安来に来てまず感じたのは地域の方の温かさですね。皆さん面倒見がよくて、困っていたら何も言わなくてもすぐに手を貸してくれます。市外から来た自分たちがすんなりと地域の輪に入れたのは、地域の皆さんが気にかけてくれたおかげだと思っています。今では、皆さんと一緒になって安来の未来をあれこれ考えています。あと、安来は海が近いので海産物が安くていいですね。

現在のお仕事の状況は

オリジナルブレンドみつはシリーズ

マコモをはじめとする、自家栽培した薬草をブレンドしたお茶やボディケア商品の製造や販売を主にしています。「みつはシリーズ」として販売している4種類のお茶は、安来市のふるさと納税の返礼品にも選ばれました。
そのほかにも、私は身体や顔を観察することで健康状態を見てアドバイスをする望診法指導士の資格を持っているので、オンラインで望診法による個人診断をしたり、セミナーを開いたりもしています。

今後はどんな活動を

サロンのイメージ

望診で一人ひとりの状態を診て体質改善のカウンセリングをしたり、お客様の体質に合った薬草をブレンドして配合した薬草スチームが受けられるようなサロンを開く予定です。
このサロンでは、うちの農園で収穫した米、野菜、野草、味噌などを使った野草料理も提供する予定です。

野草料理

また、安来市の地域活性化活動にも携わっていきたいと思っています。移住前は京都でも行政の方と一緒にそういった活動をしていたので、その経験を安来でも生かせたらと思っています。
人は活気のあるところに集まってくるので、普段から何かイベントができれば…と思い、山佐ダムキャンプ場にある、空いていたコテージを仲間たちと借りて、ちょっとしたイベントをしています。今後は年に2回くらい地域の方や行政も巻き込んだ大きなイベントをやりたいと考えています。

これから移住を考えておられる方へ

私たちも移住する前は、仕事があるのだろうかと不安になったこともありましたが、思い切って飛び込んでみたら、地域の方にも助けられて毎日楽しく過ごせています。都会の生活が誰にでも合うわけではありませんから、下を向いて生活をするくらいなら、田舎でのびのびと仕事をした方がよっぽど健康的です。ぜひ、失敗を恐れず飛び込んできてください。私たちと一緒に安来を盛り上げていきましょう!