OA用モーターシャフトでは世界シェアの約6割の部品供給をおこなっています。車載用モーターのシャフト生産では、世界の主要自動車メーカーで当社の製品が使用されています。
会社紹介
当社は、農機具製造の鍛冶屋から始まり、その後、機械化を図り現在の金属部品加工へ事業を展開しました。 現在の主力製品は小型モーターのシャフトで、月産100万本以上の生産を行なっています。
モーターの性能はシャフトの品質に左右されますので、加工精度の高い当社製品は、各モーターメーカーの製品に多数採用されており、OA用モーターシャフトでは世界シェアの約6割の部品供給をおこなっています。
近年では車載用モーターのシャフト生産が急速に伸びており、自動車の省エネ・低燃費化・高付加価値化に伴い、1台の車に搭載されるモーターの数は大小合わせると100個以上になります。
当社は、主にトランスミッション内のモーターのメインシャフトを製造しており、中には世界で当社しか作っていない物もあります。現在は、ホンダやフォードなど世界の主要自動車メーカーに、その部品が使用されています。
当社の社名の由来は、「ファスト(英語)=速い」と「デコルタージュ(仏語)=精密性」を組み合わせた造語です。
その社名の通り、当社は、「チャレンジ」「スピード」「高品質」が最大の強みで、従業員一丸となって顧客の要望に迅速に対応しています。
人材育成
基本的にその人に合った仕事をしてもらうよう適材適所を心がけています。
仕事の内容は担当者が一番良く把握していますので、ある程度任せることで色々な工夫や提案が生まれます。できるだけそれらを取り上げることにより、個々のやる気や能力が高まっていくと考えています。
現在、本社工場の隣に新工場を建設中です。今年7月末に稼働予定で、稼働後は、仕事の効率が上がり、職場環境もより充実したものになります。
働く人に聞きました
地元の高校を卒業後入社しました。
就職前に数社を見学しましたが、会社の雰囲気や仕事内容が自分に合っていると思いこの会社に決めました。
ひと月前から輸出手続きの業務を担当しています。
主に、輸出に必要な書類の作成や船会社の手配、お客様との日程調整などを行っています。専門用語が多く、英語を使う機会もあるので、翻訳機を片手に悪戦苦闘しています。
当社は、社員の意見や提案を取り入れてもらえ、以前担当していた検査業務では私たちが提案した検査方法が採用され、とてもやりがいを感じています。
松江市の専門学校で動物看護を学び、大阪で動物看護師の仕事をした後、昨年Uターンしました。
前職で動物の血液などを検査していたので、検査に関わる仕事がしたくて当社に就職しました。
検査といっても動物と当社の製品は全く違うので、最初は戸惑いましたが、今ではすっかり慣れました。
検査にはスピードと正確さが求められます。さらに、検査機器の中に製品を入れる際に製品を傷付けないよう細心の注意が必要です。
今ではコツもつかめ、一日の目標にしていた検査本数をクリアし、さらに高い目標にチャレンジしています。
自分は都会に憧れて一度は県外に出ましたが、島根にも良い企業がたくさんあります。今は、みんながもっと地元で働く意識を持ってほしいと思っています。
企業紹介
株式会社ファデコ
住所 | 安来市伯太町安田中340番地8 |
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代表者 | 代表取締役 藤原 敏孝 |
設立 | 昭和47年10月 |
資本金 | 4,950万円 |
従業員数 | 62名 |
業種 | 電気機械部品製造業 |
※2017年11月取材